外生菌根の基礎研究手法実習のご案内

 

 外生菌根はマツ科植物やブナ科植物など、日本の主要な森林樹木の根に見いだされる植物と菌類の共生体で、森林生態系における重要性が指摘されています。しかし、菌類の同定は習熟を要するため、外生菌根についての研究に踏み出せない方も多いと思われます。そこで、今回外生菌根研究の基礎的な研究手法について、特に外生菌根を形成するきのこ類の同定を中心に実習を企画しましたので、興味のある方はご参加下さい。

日程:2005年10月15日(土)〜17日(月) (二泊三日)

場所:菌学教育研究会つくばセンター
   〒300-4352 茨城県つくば市筑波字外輪町2074番地3-4

講師:山岡裕一(筑波大学)・小林久泰(茨城県林業技術センター)

宿泊:菌学教育研究会つくばセンター、つくば市筑波ふれあいの里

参加費用予定額(参加費・食費・宿泊費含む):学生 12,000円、社会人 18,000円

募集人数:30名

主催:菌根研究会、菌学若手の会、京都大学生態学研究センター

後援:菌学教育研究会、日本菌学会

世話人(兼実習講師):糟谷大河・木下晃彦・大場広輔・里村多香美ほか

* 参加希望者は、参加者の氏名、所属、連絡先、身分(学生は学年)、性別(部屋割りのため)を記載の上、「菌根実習参加希望」というタイトルにて、下記(木下)までメールでご連絡ください。折り返し、参加希望者には詳細な案内をお送りいたします。なお、参加希望者多数の場合、参加方法や宿泊場所などについて、ご相談のメールをさしあげることもあります。募集人数のうち7名は主催団体である菌学若手の会と菌根研究会の会員の優先枠として設けさせていただきます。主催団体の会員であるかどうか(この機会に入会を希望されるかどうか)についても、お書き添えください。

参加申し込み期間: 9月20日〜10月5日 

問合せ先: 菌学若手の会 木下晃彦(広島大学大学院 生物圏科学研究科).

E-mailakisita@hiroshima-u.ac.jp

主催団体について備考:菌学若手の会は菌学に興味のある若手研究者が交流を深め、情報交換を行う場を提供することを目的として活動しています。詳細な案内は、菌学会のホームページの掲載記事(http://wwwsoc.nii.ac.jp/msj7/html/info/2005/050208_wakate.html)をご覧ください。菌根研究会は、菌根研究の発展と普及を図るとともに、菌根研究者相互の交流を深めることを目的に設立されています。詳細は、菌根研究会の公式ホームページ(http://jmrs.ac.affrc.go.jp/)をご覧ください。なお、実習直後に、菌学若手の会の今後の活動について簡単な話し合いの場を設ける予定です。

菌学若手の会 糟谷 大河(筑波大学)
木下 晃彦(広島大学)
大場 広輔(農業環境技術研究所)
里村 多香美(京都大学)