第11回根研究集会およびシンポジウム
以下の要領で,「根の事典」の出版と,つくば近辺の、根に関心のある同志の集まりである「つくば作物根セミナー」の第100回開催を記念して,シンポジウムを開催しました。
また、前日には第11回根研究集会および本年度の総会を開催いたしました。
記念シンポジウム
日 時:1999年5月23日(日)10:00−16:00
会 場:つくば文化会館アルス中央図書館内 アルスホール
〒305-0031 茨城県つくば市吾妻2-8
TEL:0298-56-4311
参加料:無 料
講演者:
阿江教治氏(農業環境技術研究所環境資源部)
演題:「難溶性土壌リンの作物による特異的溶解・吸収機構の解明に関する研究」
ご自身のご研究の紹介を中心に、「根の研究」の課題と問題点、今後の研究の発展方向についてお話しいただきます。
赤坂庸子氏(千葉大学大学院自然科学研究科)
演題:「マメ科植物の毛状根と根の研究」
同氏は現在大学院生として研究をされています。97年度根研究会学術奨励賞受賞者(受賞業績名:ラッカセイ根系の形態的特性と根粒形成)です。ご自身のご研究を中心に、今後の研究の夢、研究会に期待することなどをお話しいただきます。
巽 二郎氏(名古屋大学生命農学研究科)
演題:境界領域としての「根の研究」
同氏は、97度年根研究会学術功労賞受賞者です(受賞業績名:根系構造のフラクタル解析)。従来の研究分野からするとまさに境界領域に属する「根の研究」の今後の発展方向を、研究の内容と組織の面から論じていただきます。
山崎耕宇氏(東京農業大学総合研究所)
演題:揺籃期の根系研究
同氏は日本における「根の研究」のパイオニアのお一人として、先導的な役割を果たしてこられてきています。これまでの歴史的経緯を踏まえ、研究のあるべき姿についてのお考えをご披露いただきます。また学術会議会員のお立場から、日本や世界の学術の動向における「根の研究」の位置づけについてもお話しいただく予定です。
実行委員会代表:農業研究センター・土壌肥料部・水田土壌肥料研究室 大野智史
〒305-8666 つくば市 観音台 3-1-1 TEL / 0298-38-8827,FAX /
0298-38-8837
E-Mail / satoshi@narc.affrc.go.jp